建築用語辞典

構造物の荷重を支持地盤に伝えるために設置する柱状の地中構造体のこと。通常、上部構造からの荷重は杭頭に伝達され、杭周辺あるいは杭先端部から地盤に支持される。

１８世紀前期のアン女王の時代のイギリスにおけるロココ様式で、オランダの影響を受けています。家具は軽快で優雅、とくにカプリオールに特徴がある。

ベッドのサイズの一種。幅約１７０～１８０㎝、長さ２００～２１０㎝が一般的なクイーンサイズのベッド。

空気中を伝わってくる音のこと。壁が共鳴して伝わり、窓の開放部・換気扇等からも伝わる。泣き声なども空気音に含まれる。

空調(くうちょう)とも言う。人間にとって快適であったり、作業や工業に適当なように、温度・湿度・気流・空気清浄度・室内物品の放射、伝導などの室内環境を調整すること。

鍵を用いて錠面から出入りさせるデッドボルト(本締めボルト)がなく、空締めボルトが使われている錠のこと。ドアノブやレバーハンドルを回すだけで扉を開閉するもの。

格式のある和風住宅で、柱や吊束と長押が交差した部分に打ち留めた大釘の頭を隠すための化粧金具のこと。金物が表面に見えないようにかぶせる装飾の一種。釘隠し金具、釘覆いともいう。

高さが低く、幅の狭い出入口に設ける戸。門の扉などに設けた、潜って出入りする小さい戸や茶室の躙り口(にじりぐち)の戸など。

建物の主要な構造体　又　骨組みのこと。構造強度にかかわる部分で、木造の在来軸組み工法では、基礎、柱、梁、耐力壁、剛床などを指す。

木造在来軸組み工法の建物で各階毎に設けられた柱のこと。

システムキッチンの煮炊きや調理するコンロ部分のこと。

ビニール系床シートの一種でＣＦシートとも言います。中間層に発泡塩化ビニールを使ってクッション性が高められています。色彩や模様の種類が豊富。

開き戸の付く出入口の下枠のこと。堅木や石、ステンレス、真鍮などで作られる。

和風庭園に用いる石で、縁側の下におき、下駄など沓をぬぐための石のこと。

マンションにおいて、住居として購入した専有面積を所有すること。所有権のことを区分所有権、区分所有権を持っているものを区分所有者と言います。

窓、障子などの建具や欄間の格子などを構成する細い桟のこと。

細かい組子をいろいろな方向で組んで行き、細かい模様を作り出す欄間のこと。組子欄間には、菱組子、花組子など様々な模様がある。

床の間の背面壁上部に設ける幕板のこと。

建築士、デザイナー、弁護士、広告会社などに対しての依頼人を指す。

垂木を母屋・軒桁・棟木に取り付けるための金物で、取り付け位置は軒桁の外部側若しくは内部側のどちらでも取り付けが可能。

インテリアスタイルの一種。ルネサンス様式、バロック様式、ロココ様式など、ヨーロッパの宮廷で生まれた伝統的なスタイルで、猫脚のアンティーク家具やドレープカーテン、優美な小物など、豪華な装飾が特徴。

無機繊維系の断熱材で、ガラス繊維の間に大量の空気を含んでいるので、断熱性、吸音性が高い。

亀裂、ひび割れのこと。不同沈下など構造的に発生したものを「構造クラック」、割れ幅の小さいものをヘアークラックと言います。

色などがしだいに変化して見えるものを指す。明るい色から暗い色へ、または色相の並び順に変化していくなど、段階的に色を変化させていく手法。

室内に観葉植物などを取り入れること。グリーンインテリアの専門家をグリーンコーディネーターと呼ぶ。

毎月の返済額とは別に、まとまった金額を返済すること。その後の返済期間が短縮される期間短縮型と毎月の返済額を減らす返済額軽減型があり、期間短縮型の方が効果は大きい。

岩石を割ってつくった地業工事に使う石材で、概ね石の大きさが２０ｃｍ以下のもの。基礎の下に敷き詰め、突き固め地盤を強固にするために使う石。

古代ギリシャの椅子の代表的なタイプのひとつで、反りのある脚や湾曲した背板などが特徴。座面は皮のひもで編んだ上に布張りのクッションを置く。

建物の設計や都市計画の際、ある基準寸法で作ったグリッド(格子)に基づいて平面計画を行なうこと。木造住宅の設計の場合には、モジュールを基準寸法として、グリッドプランニングを行う。

カーペットの施工方法。クッション性を増すためにカーペットの下に、フェルトなどの下地材を敷き、その上にのせたカーペットを工具で引っ張り、部屋の四隅に打ち付けた、釘の出た板(グリッパー)に引掛けて留める工法。

セメントの製造過程でできるクリンカー(焼塊)が混入されているせっ器質の厚手のタイルのこと。

フランス語で屋根裏部屋のこと。子供部屋や書斎、アトリエとして利用されることが多い。

排水路や側溝などの溝の上にかぶさる鋼板製・ステンレス製・ＦＲＰ製の溝蓋のこと。

まぶしさのこと。目が一定の輝度になれているとき、高すぎる輝度の光が飛び込んでくることにより、対象が見えにくくなったり、目が不愉快ななったりする現象。

ガラスをアルミサッシなどにはめ込む際に、周囲に巻き付けるゴム状のガスケットのこと。ガラスとサッシの接触を防ぎ、隙間を埋めて水密・気密性を保つ役割を担う。

灰色がかった色調。それぞれの色味に白と黒が混じったような色合のこと。

タールを分溜したときに生じるものの一部で、コールタールから得たものが一般的で、独特の臭気があり黒褐色の液体。

窓用の閉まり部品で、掛け金を受けに掛ける形式のもの。最近は防犯意識の高まりを受け、サブロック付きやセンサー付き、鍵付きの物もある。

両開き戸などに使われる戸締り金物のこと。レバーハンドルを回すと、上下にボルトが突き出て固定される。

ホテルやレストランなどで、外套や所持品を預ける所。クロークは外套の意なので、クロークルームが正しい言い方。

壁にクロスを貼る場合の出隅壁下地補強に用いる部材のこと。合板を用いる場合もありますが、火気使用等の内装制限による下地不燃化の対応からクロスコーナーを用いる。

壁や天井などに布を張って仕上げること。一般にはビニル壁紙などを貼る場合もクロス貼りと言うことが多い。

汚れやほこりを付きにくくし、カーテンに付着した汚れが洗濯機などで簡単に洗い落とせるように加工を施した機能カーテンのこと。

主に衣類を収納するスペース。一般的に奥行きが６０㎝程で、押入れより奥行きが浅い。

白色の固体で、殺虫剤として白蟻や果樹害虫の防除に使用されている。頭痛・吐き気や目の痛みなどの症状が出るとして製造と使用が自粛され、建築基準法ではクロルピリホスを添加した建築材料は使用することはできない。